魚町SDGs一朗

北九州の魚町からSDGsを考えはじめる工大生のブログ

波瀾万丈の魚町銀天街SDGsアートフェスティバル

 

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6/9(日)「魚町銀天街SDGsアートフェスティバル」が実施されました。

 

 コンセプトは「アートを通してSDGsを考えよう」というもの。

前回の「食」に続き、第二弾はアート。

 

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メインイベントは大きく2つ。

 

 第1部はライブパーフォマンスでテーマは魚町銀天街SDGs

 

 

 

 

パフォーマーはカラリズムリサさん。

 

ときにはNY、ときには人気テレビ番組でも注目の音楽×ダンス×絵画の独自スタイルで会場を魅了しました。会場を感動に包んだ作品は商店街の上にバナーとして魚町銀天街を彩ります。

 

 

 

 

 第2部は、こどもの絵画教室。

 講師は、動物園の存続運動からESDの実践まで大活躍の原賀先生。子供達にSDGsとアートを教えました。こどもたちはあっという間に2枚3枚と描き上げていました。

 

 

 

当日はとんでもない致命的ハプニングからはじまります。

 

 なんと、メインイベントのリサさんのパーフォマンス用のバナーが両目印刷!

 

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「か、描く場所がない!!」

 

開始早々、致命的なハプニングに魚町銀天街SDGsアートフェスティバルは幕を閉じたかに思われました。

 

「これならリサさんに合わせる顔がない…」

「帰られても仕方ないね....」

 

銀天街メンバーの表情は集合してから10分後には真っ暗となる。

 

そしてリサさん到着。。。

 

メンバーが重い口を開く

「実は、、、両目印刷でして…」

 

リサさん「あはははっ!じゃあ、白あるので、塗りましょうか!!」

 

にこやかに笑い、颯爽と白絵の具と筆を取り出して塗りだすリサさん!

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「よし!なんとかなる!我々もっ!」

 

銀天街メンバーも筆とペンキを買ってきて参加!(理事長の梯さんが活躍!)

 

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全員が白い絵の具をつかって片面を必死に塗り潰します。

 

 

 

 

 白く塗りつぶしているに過ぎないのに、まるで自分の作品を描いている様な錯覚に陥っていくメンバーたち…そう、ある意味下書きは我々がしたと言っても過言ではない!(過言)

 


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真っ白完成!!!

 

 

 

そしてイベント開始の13時。

 

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アドリブMCのプロフェッショナルこと、松本さんが場をつくりあげます。

 

 

 

 

そしてパフォーマンススタート。

 

 

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 道行く人々がただならぬ雰囲気につぎつぎに足を止め、リサさんのつくりあげる世界に引き込まれていきました。

 

まずはたくさんのニコニコが描かれ、

 

そして美しい銀天街の絵へ…

 

文字でS、D、GOALsが描かれ…

 

大きな地球が描かれ…

 

地球が大きなひまわりに変わり…

 

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最後には大きな虹がかかり完成。

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この過程を、音楽や動きも含めて見ないと全体の50%くらいしか全ての魅力は伝わらないので、是非YouTubeなどでご覧ください。

 (りんくはhttps://youtu.be/mDf5e5NtWMM)

 

 

 

 

会場が感動に包まれたところで、第二部の子供の絵画教室のスタート。

 

 

 

ESD協議会の森川さんのアイデアで指で描くスタイル。

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 原賀先生は紙芝居をつかったおもしろい講義で子供たちだけでなく親御さんにも楽しくSDGsを説明し、絵の描き方をレクチャー。

 

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  子供たちだけでなく、お婆さんや親御さんも一緒にSDGsを表現しました。中には楽しすぎて、2枚も3枚も描く子も続出し、沢山の絵画が集まって大盛況!

 

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こんな感じで、ハプニングもありながらも商店街のいろんな方々のファインプレーで大成功に終わった「魚町銀天街SDGsアートフェスティバル」でした。

 

 

 僕が感じたのは、ここの運営のメンバーは「なぜここまでするのか」ということです。

 

運営メンバーは全員ボランティアです。

 

 事前打ち合わせから、日曜日の対応までをみっちり行った魚町銀天街運営メンバー。

 

そこにはきっと、単純に目に見える利益を超えた何かが、一人一人の中にあるのではないかと。

 

 それはきっとそれぞれ形は違うと思います。

でも、それだけで大人が日曜日にこんなに集まるってこのまちは凄いことだと思います。

 

 僕は運営メンバーの中にいて、一人一人の本気度を肌で感じてきました。

グループチャットには毎日のようにアイデアや近況報告が飛び交います。

 

 

 

 

このメンバーにより、魚町銀天街で新しい動きが確実に生まれている。

そして少しずつだが確実に仲間が増えている。

 

頭ではわかりにくいSDGsを、直感でわかりやすいアートで表現しました。

SDGsという存在が、参加者の頭の片隅にでも刻まれたはずです。

 

参加してない人も、なんか人が集まってるなくらいは知ってくれて、次回以降も気にしてくれることでしょう。

 

 このように、明確な利益が見えずともヒトが集まり価値が生まれていき、これが波紋のように広がっていく。それは、とても不思議な出来事だと思います。

この商店街のこれからがとんでもないことになることは間違いなし!

 

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福岡市生まれの僕が北九州に魅了されたのは、このような人間らしさがより滲み出ているまちだからではないだろうかと感じました。