魚町銀天街で新たな動き。SDGsバルに行ってみた。
「野菜の廃棄なんか許せない!食材を残さず食べて、廃棄食品を食べて、オーガニック食材を取り入れて…ワタシってめちゃSDGs。」っとか思ってませんか?
僕は思ってました。
先日、魚町銀天街にて「SDGsバル vol.1」が開催されました。
コンセプトは食を切り口にSDGsを考える。正しい課題を知る。達成の仲間を作る。
主催は魚町銀天街です。
ゲストはアルク農業サービス合同会社の永井さん。フードロスやオーガニックなど、食全般のリアルについて専門的な観点から正しい知識をトークしてくださいました。
司会進行はリビング北九州の松本さん。永井さんのお話に対して、僕たちが抱きそうな素朴な疑問を投げかけながら、議論を深めて行きました。
ここから僕の感じたことです。
僕自身がなんとなく「 残さず食べて、廃棄食品を食べて、オーガニック食材を取り入れたらSDGsなんじゃない?」っと思ってました。
でもそれだけじゃ浅すぎるらしいです。
目先の食材だけでなく農家のビジネスや労働者のことまで視野を広げないといけない。
誤った正義感ほど怖いものはないですからね。
だから日頃から「SDGsじゃい!」って言うならば、こういう機会に、正しい知識やリアルな情報を取得してみんなで考えないと自己満足になってしまうというこですね。
正直僕も、SDGsてなるとなんとなく廃棄野菜を使えばいいのに!とかオーガニック食材食べればいいのに!っていう具合でした。誤った正義感を反省します。
でも今回、それだけじゃ足りないし、違うんだと正しい課題を認識しただけでも意味あるかなと。
自分が誤った方向に進んでいることをに気づき、正しい知識を頭の片隅に置く。そして、自分が取り組んできたことをしっかりやる。
僕のような普通の人は、それしかできないんじゃないかなとおもいました。
アルク農業の永井さんは「魚町の人は形が悪くても買ってくれたので、あー廃棄野菜、余剰野菜もちゃんと売れるんだなあって気付かされました」と言います。
そういう点では、魚町銀天街を訪れる人々に根付いたものが、気づかぬうちにSDGsに大きく繋がっているのかもしれません。
またこういう場に、いろんなバックグラウンドの人が集まって、真剣にあーだこーだ言って繋がっていくところが、北九州はいいなぁとしみじみ思いました。
ただ、 一人一人がどういう想いとか目的でここに集まったのかがすごく気になりますね。 次回は、そんなところも聞いてみたいと思います。
〜ここからは当日の背景について〜
料理の食材は、旦過市場などで購入した、有機野菜や、廃棄弁当、値引きシールが貼られている肉など。店員さんに話を聴いたりしながら、SDGsが漂う食品をチョイス。
「ひとつひとつにはストーリーがある!」と言う買い出しと司会を務めた松本さん。
実際に買い出しに同行していましたが、確かにストーリーがありました。(食材のロスを無くす為に、お肉屋さんが行なっている予想外の工夫など)
そして、、
大根の葉、巨大白菜、形の不ぞろいの玉ねぎ、真鯛、ハチク、惣菜弁当という一見謎!!?のチョイス。笑
でもストーリーがある!
巨大白菜片手に仕事をしていたバリバリウーマンの松永さん。
そして、ESDステーションの森川さんが、集まった食材を見事に絶品料理へと変身させました。料理めちゃ好評でした。(ここを目当てに来るだけでもいいかも)
食品ロスの観点では、あらゆる食材をどのように食べれる状態にするかっていう料理能力もSDGsなんじゃないかと感じました。
(実際、一人暮らしで料理の知識もない僕なんか食べれるところも捨ててしまっているかも…??)
永井さん以外にも、関連する様々な方が急遽トークしたり。その後もみんなで名刺交換したり、意見交換したりしていろいろな繋がりができたみたいです。
SDGsちゃんと考えてたいって人は、次回参加してみるのもいいですね。
課題を知る、正しい知識を知る、仲間をつくる。
大それたことをせずとも、これだけでも大きな意味があるのではないでしょうか。
次回の参加方法は、魚町銀天街のFacebook、よんごに置いてあるチラシから情報を取得してくださいね。
※6月9日に魚町銀天街SDGsがまた面白いことを企んでいます。近々ご案内します。